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2003年2 月 からの 7 記事

2003年2 月26日 (水曜日)

暗雲

 今回の2hの仕事、3月2日から京都へ行き、3日にクランクインの予定だったが、Kammyはこれに同行できなくなった。キャスティングの都合でスケジュールが二転三転し、とうとう都内ロケの準備が追いつかなくなり、Kammyは都内ロケの段取りのため、居残り組となってしまったのだ。
 京都に行けたところで、所詮仕事なので観光などできはしないのだが、それでも地方ロケはこの仕事の楽しみの一つ。残念。

 今回の仕事は相当な強行スケジュールとなってしまっている。いつもは頼もしい、よく知るチーフ助監督も今回ばかりは苦しそう。
 今日は監督他、メインスタッフを連れてのメインロケハンだったのだが、昨夜の時点で大幅にスケジュールがひっくり返ってしまったために、大半をキャンセルしての再調整。
 Kammyは行けないことになったが、京都ロケもかなりのハードスケジュール。
 もちろん都内ロケも、できあがったスケジュールに合わせてのロケハンが続く。なんとか少しでも順調にことが進むようなロケ地を探すのだが、それももし屋外ロケの日に雨が降ろうものなら、一気に破綻しかねない。

 いつも、「どんなに厳しい撮影でも終わらない仕事は無い」と言われるのだが、今回はどんな終焉が待っているのだろう。
 クランクアップは3月18日の予定。

2003年2 月23日 (日曜日)

無理

 しばらく、このひとりごとも含め、『かみぃの丘』の更新も行わずに、とのみ倶楽部公式サイトの構築に注力してきたんだが、仕事の方も忙しくなり始め、とても手をつけていられる状況じゃなくなった。期限までは、あと一週間残ってるけど、すでにお手上げです。
 すみません。公式サイトのオープンはもう一ヶ月延ばさせてください。…無念(泣)

2003年2 月14日 (金曜日)

『13階段』を観た

 観ましたよ。社会派的にもエンタテイメント性でも面白いと評判の、山崎努、反町隆史主演の『13階段』。一言で言って、今一歩。

 おおざっぱに役割分担したとすると、社会派的要素を受け持つ山崎努演じる刑務官の描写は悪くないと思うんだけど、真犯人探しと隠された過去いうエンタテイメント的要素を受け持った反町隆史の抑えた演技は、やっぱりベテラン山崎の前じゃ、一歩も二歩も劣ると言わざるをえない。
 おまけに、重厚なテーマを扱いながら、作品自体の落とし所にエンタテイメント的な「めでたしめでたし」を選んだのは、率直に言って失敗だと思う。中盤までは前評判通りテンションが高かったのに、クライマックス以降、だらだらと安っぽいテレビの2時間サスペンスと化してしまったのが残念でならない。

 中盤までの社会派的要素とエンタテイメント的要素を同時進行させたの巧みな話術には目を見張るものがあるが、クライマックスに至って、社会派的要素は完全にエンタテイメントへの道具立てに成り下がった。
 事件が大方解決してから語られる、反町隆史の秘密も、それが苦悩ではなく、説明台詞にしか聞こえない。
 未見の人へネタバラシはしたくないので、詳しくは書かないが、こういう一概に答えの出せない社会派作品は、後味が悪いくらいでもかまわないと思う。それでは身も蓋もないということなら、多少の安堵や希望を与えて終わるのも良かろう。しかし『13階段』は、“奇跡的”なハッピーエンドで終幕してしまう。監督としては主人公たちに「救い」を与えて終わりたかったのかもしれない。が、このサービス過剰な後味の良さが、それまでの心地よい重厚さをすべて台無しにしてしまった。
 本来なら主人公二人の今後の人生に思いを寄せて終わるべきだが、反町の恋人役・木内晶子の健気さだけが胸を打つエンディングは、この作品の趣旨とは違うはず。

2003年2 月 9日 (日曜日)

とのみ倶楽部公式サイト経過報告

 またまたそろそろ経過報告をば。

 永らくお待たせしていますが、とのみ倶楽部公式サイトの製作は歩みは遅いものの着々と進んでおります。現在3~4合目あたりかな。
 今月後半には新しい仕事が始まってしまうので、来週中には、とりあえずの形にしたいと思ってます。
 来週末のセミオープンとし、他のメンバーの意見も聞いたあと、仕事の流れとの相談になりますが、一応3月3日ひな祭りの日を正式オープン予定日とします。

 以上、関係各位への業務連絡でした。

2003年2 月 6日 (木曜日)

宣伝

 『黄泉がえり』が大ヒットしているらしい。
 で、ロングラン上映が決定したんだと。
 おいっ。「死者が3週間しか蘇らないから、3週間限定公開!」の宣伝文句はどうなった!?

 公開前から思ってた。3週間の公開なんて、売れなきゃ一週間で打ち切りも珍しくない今の邦画界じゃ、言ったもん勝ちの宣伝文句だなぁって。
 普段映画を見ない観客なら「3週間限定→短い→早く観に行かなきゃ」って思い込むんだろうけど、ぴあとかの情報誌をチェックしてみなよ。3週間限りの公開の作品なんて全然珍しくないから。
 Kammyなんて、マイナーな邦画とかなら「ヘタすりゃ一週間で打ち切り→早く観に行かなきゃ」って思う。そういう意味じゃ今回の『黄泉がえり』は、どんなに閑古鳥が鳴いても3週間の公開を約束した勇気ある宣伝文句だと思ったもんだ(笑)。

 いずれにせよ、この中途半端な時期に邦画のヒット作がでることは素晴らしい。
 次は8日から公開が始まる、反町隆史、山崎努主演の「13階段」に期待している。「13日間限定公開!」とか言い出さなきゃいいが。

2003年2 月 4日 (火曜日)

よみがえり?

 届くまでと、ずっと内緒にしてたのだが、今日、心待ちにしていた、“日本アカデミー協会会員証”が届いた。そう、今年から会員になったの。数ある日本の映画賞の中で、とりわけ権威がないといわれる、日本アカデミー賞の投票権を得た。
 その賞選出の仕組み上、大手製作会社の持ち回りになってしまうのは、容易に想像できる。Kammyみたいな半端者が投票権を持てるからじゃないよ。投票権の大多数を大手映画会社の社員が押さえてるから、組織票っぽくならざるを得ない。

 でもま、単純に、それがこの賞のカラーだと考えれば、「業界人にとってのその年の代表作」が選ばれてるってことだから、それでいいんじゃないかと思う。こういう傾向の映画賞があってもいい。いくら大手の持ち回りでも、毎年東宝が大金をかけて作っている『ゴジラ』シリーズなど、候補にすら挙がらない。そのくらいの良識、謙虚さ(?)は持ち合わせている。
 一方で、歴史と権威があるといわれる、キネマ旬報の賞なら「識者による複数投票による多数決」という選出方法だから、賛否両論ある傑作より、「広く浅く受け入れられる、ケチの付けようがない無難な作品」が受賞し易い。10人中3人が10満点を与える作品より、全員が5点ずつ与えた作品の方が上。それがこの賞のカラー。

 会員になったから弁護するというわけじゃないんだが、日本アカデミー賞にとっての不幸は、本家アメリカのアカデミー賞と比較されてしまうこと。世界三大映画賞(米アカデミー、カンヌ、ベネチア)と比べりゃ、そりゃ見劣りもするわな。国内規模で考えれば、それなりに存在意義もあるはず。

 “メジャーによる、メジャーな作品に与える、メジャーな賞”日本アカデミー賞で問題なのは、大手の作品に有利なことではなく、大手が賞に匹敵する、賞を与えることで日本アカデミー賞自身の権威を高める作品を送り出せていないこと。
 言い換えれば、もし日本アカデミー賞で納得しかねる作品が受賞してたら、その年の大手は、ろくな作品を作れなかったってことなのさ。「ごめんなさい、今年はこの程度の作品しか作れませんでした」ってこと。
 製作側の自薦による賞だと割り切ってみれば、そういう不甲斐なさが反映される数少ない賞なのだ。

 そして今年は、十中八九『たそがれ清兵衛』(松竹、山田洋次監督)が多くの賞を受賞すると思われる。多くの関係者は、大御所の発奮に安堵していることだろう。

 話は変わって、ちょこっと自分のこと。
 会員証が届いたのとほぼ同時に、次の仕事が決まった。やっと運気が好転してきたか?『黄泉がえり』を観たお陰で蘇ったのかもしれない?>アホ

2003年2 月 2日 (日曜日)

とのみ倶楽部第四回撮影会&『黄泉がえり』を観た

 徹夜明けで眠いので足早に。
 またしても急遽決まったとのみ倶楽部の撮影会、第四回目。
 今回の目的地は横浜。

 8時に新宿南口によこちんと合流して、桜木町駅へ。
 いつものように天気に恵まれない二人は、ランドマークタワーを通り抜けて迂回。
 寒さと闘いながら赤レンガ倉庫へ。
 そして山下公園へ向かう。
 到着した頃に昼近くなっていたので、中華街で昼食。
 安いけれども、旨くなく、おまけに少なかった昼食に不満たらたらのまま、横浜マリンタワーの展望台に登る。
 今日の寒さはさすがにこたえ、決して若者とは呼べない二人は、山下公園を攻めるのを断念し、よこちんの提案で映画を観ることにした。
 上映時間の関係で、新宿まで戻って『黄泉がえり』を鑑賞した。

 で、『黄泉がえり』の感想なのだが、その前に。
 賢明な読者なら最近この【ひとりごと】での映画感想文が長めになっていることにお気づきだろう。
 本来なら【映画徒然文集】に書くべき内容をこちらに書いているのは、【映画徒然文集】をやめたからではない。いつかはあちらに清書するつもりで、こちらに覚え書きを書き残しているのだ。
 そういうわけで、【映画徒然文集】に書き写した折りに、ほとんど同じ文章のままかもしれないし、ひょっとしたらまったく違う批評になるかもしれません。いつになるかはわかんないけど、そういうつもりなんで、よろしく。
 ちなみにとのみ倶楽部の撮影会報告も同様。とのみ倶楽部の公式サイトが完成した折りには、あちらに清書します。

 ということで、やっと『黄泉がえり』<http://www.yomigaeri.jp/>の感想。
 いやぁ、ツッコミどころがいっぱいあり過ぎて…(苦笑)。

 大まかな内容を説明すると、
 熊本県の阿蘇山の片隅の町で、突如として多数の死者たちが生前の姿のままで蘇ってくる。その事件を調べにやってきた、地元出身の草zg剛くん演じる厚生労働省のお役人は、竹内結子が演じる町役場の幼なじみとともに事件の真相解明に乗り出すが…。
 っていう、ヒューマンファンタジー。

 一応、Kammy自身も観たいなぁとは思っていたんだよ。柴咲コウの唄う主題歌をラジオで聴いて、ぜひともこれを大スクリーンで聴きたいと思った。つまりは内容はほとんど期待していなかったの。予告編とかでなんとなく展開は予想できたので、期待しちゃいけないだろうなぁと踏んでいた。

 それでもまぁ、そんな不安を裏切って欲しいと願いながら劇場の席につくのだが、これが始まってまもなく、モノの見事に的中してしまう。正確な時間は覚えちゃいないが、おそらく始まって10分足らずで、後半のどんでん返しも含めて、大方の展開が見通せてしまった。
 監督や脚本家の伏線の張り方がヘタ過ぎるのか、開き直って隠そうともしていないのか解らないが、いずれにせよこの時点で、意外な展開的楽しみは消滅。

 しかし展開が進むにつれ、この『黄泉がえり』は、そういったストーリーテリングで見せる作品というより、蘇った人々と生きてきた人々との心温まる交流を描いた群像劇を狙っているのだと解ってくると、どんでん返しがどうこうってのはそれほど気にならなくなる。
 …と、心を寛容に、この作品なりの楽しみ方を模索するのだが、それにもかかわらず、その狙いがまったく消化されていないのだからいただけない。

 生き続けている人々、死んでしまった人々それぞれに、哀しみや後悔を抱え、はたまた生き返って欲しくないと願う複雑な心境の者ありで、あざといまでに涙を誘うエピソードがちりばめられているのだが、演出家&脚本家自身がその意味を汲み取れていないフシが垣間見られ、観ていて歯がゆい。

 一番最初に蘇る少年のエピソードからして、この不可解な現象を説明することに気を取られ過ぎ、「幼心に友人を置き去りにして失い、自分は気がつくと老人の歳にまでなったおじいさん」の後悔はどうしたのか。
 自殺した少年の母親も、葬式であれだけ学校側に不満をぶつけていたにもかかわらず、彼が生き返った後の彼女が一切描かれない。母親の感情を「学校でいじめられていた」という事実を説明するための小道具としか捉えていないということだろう。
 時として、時間の限られた劇映画では省略や記号化は必要だろうが、この群像劇においては、その取捨選択を誤っているとしか思えない。

 構造としてのアラはいっぱいあるのに、なんとなく気持ちよく観れてしまうのは、題材自体のテイストと、俳優陣の頑張りが大きい。

 題材が心温まる話だから、ついつい大らかな気持ちで観なくちゃいけない気分になる。ほんとはそんなのに甘えて欲しくはないのだが、観る方としても気持ちよく観たいから、多少は大目に見る。

 主演の草zg剛くんは、自然体の演技がこの作品の雰囲気には合っていて、悪くない。ただ、お役所の若きエリートには最後まで見えなかったが。
 一方の竹内結子は、素直に巧い。やはり自然体の演技ではあるが、役者として草薙くんより一枚上手。おまけに、めちゃ可愛い(笑)。
 その他の脇役陣も、総じてキャスティングが的を得ていたこともあり、展開のギクシャクさとは裏腹に、安心して観てられる。

 その中でも極めつけは、カリスマミュージシャンを演じる柴咲コウ。
 台詞は冒頭シーンの一言、あとクライマックスのライブシーンで3曲を披露するだけ。この条件の中で、彼女の状況、愛する人との別れの哀しみを表現してみせているのだから、ただ者じゃない。
 本当の別れを悟ったときの彼女の視線、そこから唄い上げる魂の叫びにほかならない歌唱が、圧倒的な存在感で印象づける。
 本来、彼女の役は、本編のストーリーにはまったく絡まない、完全な脇役なのだが、彼女のこの歌唱が、本作のテーマを代弁し、クライマックスを最高潮に盛り上げる。
 うがった見方をするなら、所詮これとて演出力不足を補う説明台詞に他ならないのだが、そんな理屈を飛び越えて観る者を納得させてしまう。これこそが監督の力づくの演出力の賜物と考えれば、これはこれでいいのかもしれない。心地よくエンディングを迎えることも、良い作品の条件のひとつだろうから。

 今思えば、「柴咲コウの歌を大スクリーンで訊きたい」という不純な鑑賞動機はあながち間違いではなかった。この願いは、ツッコミどころ満載の内容を補って余りある満足感で叶えられた。

 と、『黄泉がえり』の感想はこのぐらいにしまして、映画鑑賞のあと、よこちんと新宿で夕食。
 その席で、『黄泉がえり』のツッコミどころを侃々諤々。
 それで19時過ぎに、よこちんとは別れたが、柴咲コウの歌をますます気に入ったKammyは、、サントラCDを買おうと、TSUTAYAに立ち寄る。
 が、しかし、『黄泉がえり』のサントラが無い!どうせ売れっこないと判断して仕入れていないのか!?代わりに柴咲コウが役名の"RUI"名義で出している、劇中歌3曲入りのCD『月のしずく』はあった。
 散々悩んだ揚げ句、その『月のしずく』を買って帰った。
 後で調べて判ったのだが、サントラ版のほうには、劇中歌は1曲(『月のしずく(Live Version)』)しか入っていなかった。ライブバージョンというのが気にはなるが、まぁ、今回はRUI版で正解だった。

 あと、追記として、さっそく『月のしずく』のほか、他の2曲も、携帯の着メロとしてダウンロードしたことは言うまでもない!?

 さぁ、寝るぞ。

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