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2003年8 月 からの 3 記事

2003年8 月30日 (土曜日)

『呪怨2』観たが

 前回のこの【ひとりごと】で、急性化膿性扁桃腺炎で病院に駆け込むかもと書いているんだが、アレをアップした夜、結局眠れないほど痛んで、夜明けには病院に駆け込んだ。しかし、これまでと違い、注射は打たれなかった。薬をもらっただけ。そのせいか、早めに病院に行ったにもかかわらず、未だに完治していない。

 そんな気の重い状況の中、26日の火曜日から新しい仕事が始まっている。散々急かされたので、体調が万全でないまま合流し、いまいちノリが悪い。ここ最近の上司に恵まれない仕事と違い、今回は何度もやったことのある、頼れる上司なんだが、こっちが絶不調。なんとか、いい仕事がしたいんだが。

 その26日の火曜日、渋谷で中途半端に時間が出来てしまったので、楽しみにしていた『呪怨2』を観た。
 が、期待が大き過ぎたか、いまいち。並みのB級ホラーに成り下がった感じ。

 とにかく、早く体調万全に戻して、クランクインしたい。ちなみに、予定通りに行ったとしても9月いっぱい撮影。低予算な単発テレビドラマなんだが、訳あって撮影期間は、異例の長期。現場的には楽なはずだが、途中で破綻しかねないほど低予算なので、どこでどう転ぶか判らない。
 また、この仕事のあともすでに仕事の予定があって、年内一杯仕事詰め。

2003年8 月17日 (日曜日)

『ターミネーター3』&『踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ!』を観た

 仕事が一区切りついたというのに、夏風邪で苦しい。単なる風邪にとどまらず、この『かみぃの丘』スタート直後以来何度か病院にお世話になった“急性化膿性扁桃腺炎”寸前といった感じで、寝込んではいるが、いつ病院に駆け込むかわかんない。

 そんな状況なんだが、一昨日、映画を観たので、旬なうちに簡単な感想をしたためておく。
 まず、『ターミネーター3』。正直、監督がジェイムズ・キャメロンじゃないし、前作の『T2』のラストを考えたら、無理繰りな展開だと容易に予想できたので、あんまり期待してなかった。
 ところがどっこい、ふたを開けてみたら意外とまともな展開に感心した。プロット的には、T2とは別の視点からの『ターミネーター(1)』の続編と呼べるもので、もともと無理繰りな続編だった『T2』より、いろんな意味で正統派な続編で、個人的な好き嫌いで言うなら、T2より今回のT3に軍配を上げる。
 ただいかんせん、脚本の煮詰めが弱い。前作で“審判の日”を回避したはずのジョン・コナーが、その後、平穏無事に暮らしていたわけでなく、やっぱり身を隠すようにして生きているという導入部はよくできていると思うのだが、ジョンの未来の妻となるケイトとの再会があまりにも御都合主義だし、その後のラブロマンスももっときっちり描くべきだと思う。ただ、このケイトを登場させたことは、元祖『ターミネーター』が時空を越えたラブロマンスの側面もあったことを踏まえたと思われ、着眼点は悪くない。
 一方、今回の敵役T-Xが女ターミネーターである必要性が皆無だったり、これまで、執拗にターゲットを追い詰めていた敵ターミネーターが、いともあっさり追いかけるのをやめるのも不満が残る。そして最大の御都合主義だと思うのが、ケイトのお父さんが、国防省に勤めるキーマンだという点。他にやりようはなかったのか。
 そしてなにより、やはり監督がジェイムズ・キャメロンじゃないというところは無視できまい。これまでと比較し、演出力不足は否めない。なんとなくかったるいんだよね。ただそれは、今回の内容が、アクションシーンはあくまでおまけで、シリーズ全体に繋がる細かいエピソードの積み上げこそが主体だからというせいもある。
 総合的に、単体のSFアクション映画としてみれば、予算はA級、内容的にはB級以下。ただシリーズとしてみたときに、この結末は素晴らしい大団円だと思う。無理繰りだったT2のラストの憤りが見事に晴らされた。結末の落とし所に限らず、細かいところで監督・スタッフのこのシリーズに対するこだわりや愛情が感じられて、それが汲み取れるなら納得の完結編。過剰な期待は無用だが、ターミネーターシリーズのファンなら必見。
 シリーズ1作目からかれこれ20年。感慨深いというのが率直な感想。

 続いて『踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ!』。最初に断っておくと、Kammyは前作はチープ過ぎてあんまりいい印象を持たなかった。それとの比較でなら、今回は、まぁ、並みのコメディー映画として楽しめた。それでも、テレビのバラエティ番組のコントドラマと言った方が適切かもしれない。
 サスペンスチックな犯人探しや、ヒューマンドラマの要素も含まれているが、連続殺人事件を扱いながら、被害者についてほとんど語られないこんな内容では、クライマックスで主要キャストの一人が銃弾に倒れ、いかにも悲痛に描かれるのが、白々しい。それらも含めて、せいぜい軽いタッチのコメディー映画としか扱いようがない。犯人を絞り込むのがくだらないダジャレなのは、マジなのか、それで笑わすつもりなのかも区別が付かない。
 前作もそうだが、こんな作品が大ヒットしてしまうと、日本映画界が「こんな内容で充分」と勘違いすることを危惧する。娯楽映画としてのツボは押さえていると思うが、それ以外はあまりにお粗末で、作品としての主軸がない。いまいち。

2003年8 月13日 (水曜日)

生還

 永らく更新できずにいたが、やっとこさ今回の撮影も一昨日夜、正確には昨日の夜明け前にクランクアップした。
 この『かみぃの丘』を始めて4年、撮影中に一度もこの【ひとりごと】すら更新できなかったのはおそらく始めてだろう。それぐらいに大変で、最低最悪な現場だった。一度は血も吐いたが、その時もあせるより、「ああ、来るべきもんが来たなぁ」と妙に冷静で、血を吐くぐらいなら、いっそのこと倒れたいと思ったもんだ。

 直属の上司である制作担当が、Kammyの知っている範囲で、1、2を争う最低上司で、現場も低予算な上準備期間不足でほとんどやっつけ仕事。いや、一応Kammy自身は、ものづくりを生業とする以上、少ない予算でも少しでも良いものにしようという気概はあったのだが、上司が現場丸投げという投げやりな仕事ぶりでは、こっちはほとんど消化試合の敗戦処理的な仕事しかできない状況だった。どうも今年は上司に恵まれない仕事が多い。

 現場の至る所で不満があふれる中、幸い直接的に不満をぶつけられることは少なく、ある意味、逆境の中での一体感というか、不思議と和気あいあいとした現場だったように思う。それがせめてもの救い。
 だがそれは、出演者の多くが本業の俳優・女優ではなく、素人だったことが幸いしたのかもしれない。プロの役者たちであれば現場はもっとピリピリして、怒って帰りだす役者がいてもおかしくない状況であったが、これが環境の悪い撮影現場だと知らずに撮影自体を楽しんでくれていた。
 また、逆の立場で見ると、素人俳優・女優たちがほとんど学芸会のノリなので、彼ら・彼女らの無知な振る舞いに腹を立てて口を出すスタッフもいない。
 結局、そんな素人俳優・女優たちは充分に撮影を楽しんでたし、スタッフたちは苦虫を噛みつぶしたような顔をしながらも、忍の一字でクランクアップまで堪え忍んだ。あと一週間でもこんな撮影が続いたら、現場崩壊していたかもしれないが、辛うじて乗り切った。そんな現場をやり終えた自分を誉めたい。今はそんな気分。

 しかし、クランクアップしてもまだ、今回の現場はKammyを解放してくれない。今日になって、とあるロケ現場から製作会社へのクレームが来、結局Kammyが始末書を書くハメに。本来の現場責任者であるはずの制作担当は、「会社にクレームが来たらしいから処理しといて。始末書書けばすむはずだから。」と電話してきておしまいで、ほとんど他人事。やれやれ。

 明日は打ち上げで、残すは精算のみ。さっさと、こんな現場のことは忘れたい。
 そんな一方で、実は次の仕事が決まっている。しかも来週には動き出す。ちっとは休みたいのに、その後も数珠繋ぎで仕事が来そうで、年末まで仕事に追われそう。仕事があることは嬉しいことのはずなのに、不満ばかりが蓄積される。

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